前回小児用肺炎球菌ワクチンのご紹介をさせていただきました。ワクチンに関連して、肺炎球菌によるお子様の感染症に関する情報を提供するサイトが公開されています。接種をご検討いただく際にお役立て下さい。 http://www.haienkyukin.jp/...

小児科外来に発熱を主訴に来院されるお子様のほとんどはウィルス感染症ですが、中にはより重症化しやすい細菌感染症も散見されます。大多数は抗生物質によく反応して元気を取り戻しますが、Hibや肺炎球菌感染の一部では肺炎や化膿性髄膜炎を起こし急速に状況が悪化してしまう例があります。進...

最近の外来は嘔吐下痢症のお子様が多くなっています。高い熱を伴うこともあり、脱水や低血糖で元気がなく点滴を要するケースも出てきました。ロタウィルス、アデノウィルスも陽性率が高くなっています。ロタウィルスは痙攣や肝機能障害を伴うことがあり程度が重く入院に至ることもあります。安静...

いよいよ高校生相当年令以上の新型インフルエンザワクチン一般接種が始まります。即ち、これまでの年齢制限が解除されます。希望あれば6ヶ月以上の乳児にも接種可能となりました。卵アレルギーがないことが条件です。接種の可否やタイミングは個別にご相談下さい。随時ご予約をお受け致します。...

新年明けましておめでとうございます。早速明日1月2日（土）14:00～22:00は地域医療センターの年始当番に出動します。4日（月）からは通常診療が始まり、その後同11日（祭）の午前8:00～13:00も同じく地域医療センターに出動します。急な体調の変化などお困りの際はご利...

平成21年も今日で終わります。ご存知のように年末は新型インフルエンザワクチンで大騒ぎでした。診療所側でもワクチン確保と接種時間の捻出で苦労の連続、皆様には多大のご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。12月28日（月）より中学生、高校生の接種が開始され...

現在ヒブワクチンの待機時間が長くご予約頂いている皆様にはご心配とご迷惑をおかけしております。今年夏頃から販売元（株）第一三共からの供給が漸減し、最近は各診療所へ毎月3人分ずつの割り当てとなっております。取り決めにより、キャンセルが出ない限りワクチンを勝手に他のお子様に回すこ...

新型ワクチンは国及び県の方針により各診療所への割り当て制になっています。従って、「ご予約頂ければ必ず接種します」とは確約できない状況です。11月２７日（金）から2才～小学校3年生までのワクチン予約が始まりますが、ご希望に沿えない場合もございます。どうかご容赦下さい。一方、季...

季節性及び新型インフルエンザのワクチン不足は度々話題になり皆様ご承知のことと思います。実は、それと同等かあるいはそれ以上に検査キットの不足が深刻な問題になりつつあります。新型インフルエンザの流行が続いたまま季節性インフルエンザの流行期に突入すれば、検査件数が急速に増加して「...

本年度はワクチン製造ラインが中途で新型ワクチンに変更されたために、季節性インフルエンザワクチンの供給は例年の７０～８０％と少ない状況です。そのことに加えワクチン接種希望の方が明らかに例年よりも多く、そのために現時点ですでにご予約をお受け出来ない状況になっております。ここで一...

当院へもインフルエンザワクチン（以降ワクチンと省略）に関するお問い合わせが急増していますが、残念ながら今のところはっきりとはお答えできない状況になっています。季節性ワクチンの接種開始はほぼ例年通りの予定です（１０月１０日頃までには始めたいのですがワクチン供給次第となります）...

９月になりましたが日中の暑さは相変わらずですね。とはいえ、朝晩は若干気温が下がり始めているようです。皆様いかがお過ごしでしょうか？診療所を受診される方の病状も少しずつ変化してきました。感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、手足口病は明らかに減少しています。その結果、全体的には落ち着...

梅雨もほぼ終わりいよいよ盛夏がやって来ます。皆様いかがお過ごしでしょうか。高温多湿の環境は熱中症を発症しやすくなりますのでご注意下さい。ここのところやっと嘔吐下痢症が減り、代わりにいわゆる夏かぜが増加しています。ヘルパンギーナ、手足口病、夏かぜ発疹症等。夏かぜは発疹が出やす...

そろそろ梅雨入りが近づいています。皆様いかがお過ごしでしょうか？外来には例年になく嘔吐下痢症の患者さんが多く受診されます。他には溶連菌感染症、アデノウィルス感染症、マイコプラズマ感染症等。今のところヘルパンギーナや手足口病、無菌性髄膜炎等のいわゆる夏かぜはほとんどありません...

最近は気温が２０℃を超える日もあります。インフルエンザは急速に減少し、嘔吐下痢症もそろそろ終わりに近づいているようです。代わりに咳や喘鳴（ゼロゼロ）、くしゃみや鼻水といったアレルギー系の病気が増え、細菌性腸炎、マイコプラズマ肺炎、虫刺症など多彩です。感染症が少なくなるこの季...

最近インフルエンザ検査の陽性率（検査して陽性に出る比率）が明らかに減少しています。代わってしばらく少なくなっていた嘔吐下痢症が再び主役になりつつあります。発熱、嘔吐、下痢（時に白色下痢）、腹痛。乳幼児ではロタウィルス陽性例が多いようです。痙攣（ひきつけ）や肝機能障害等の合併...

２００９年もお正月が終わりすでに一週間が経過しました。今週に入りポツポツとインフエンザのお子様が出始めました。新学期になりましたので今後一挙に拡大する可能性があります。うがい、手洗い、加湿、十分な栄養、早めの就寝など健康管理には十分にご留意下さい。関節や筋肉の痛みを伴う急激...

いよいよ待望のヒブワクチン（アクトヒブ）が開始されます。抗生物質に抵抗するインフルエンザ菌（以下ヒブとします）に免疫のない５歳以下の乳幼児が対象ですが、現時点ではワクチン輸入量が少ないため各診療所に均等に数本ずつ割り当てられ、ご予約いただいた順番に接種する方法になりました。...

秋があっという間に過ぎようとしています。朝晩の気温が下がり始めると毎年のことながらインフルエンザの話題が出始めます。皆様、インフルエンザワクチンはお済でしょうか？熊本市では１０月初旬よりＲＳウィルス感染症が流行していまが、昨年多かった嘔吐下痢症は今のところ静かです。ＲＳウィ...

毎年9月になると咳き込みやゼロゼロを訴えて来院するお子様が多くなります。日中はまだまだ暑いのですが、さすがに夜や朝は少し涼しくなりました。もともとアレルギー体質をお持ちのお子様は気管支喘息発作をおこしやすい季節でもあります。マイコプラズマやＲＳウィルス感染症、さらに百日咳等...