乳児健診では身長・体重・胸囲とともに必ず頭囲(頭の大きさ)を測定します。頭囲は脳の発育を示す重要な指標となるので正確に測定する必要があります。また、他の3測定項目の中で栄養による影響が最も少なく、栄養失調に陥ると「体は痩せ細っているのに頭が異様に大きく見える」状態になります。家族性もあり、「父親が子どもの頃から帽子のサイズが人より大きかった」などのお話を聞くことがあります。それでも基準値をはるかに越える大きさ、予測値を上回る大きさの場合は水頭症や脳腫瘍などを疑われますので脳神経外科医による詳しい検査が必要になります。「頭が大きい?」と感じたり、「調べた方がいいのでは?」周囲から指摘されたときには放置せずにまずは小児科医にご相談ください。
参考資料
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