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■ 頭の形に関心を持つ

乳児健診で「頭の形がいびつでは?」との質問をよく受けます。出生時に頭が産道を通過する際にかかる圧迫や牽引の関係、及び出生後にいつも同じ側を向いて寝ていることによる物理的な圧迫が原因と考えられます。一般的には、寝返りをする、這い這いをする、お坐りをする、と発達が進むにつれて少しずつ矯正されていくことで目立たなくなる、あるいは周囲が気にしなくなるようです。但し、中には病的な頭蓋変形もあります。長頭(前後に長い)、短頭(前後短く横広い)、斜頭(斜めに変形)などです。何枚かのパーツに分かれている頭蓋骨を結び付けている縫い目のような部分を「縫合」と言いますが、縫合が早期に閉鎖してしまうことが原因でおこる頭蓋の変形を「頭蓋縫合早期癒合症」と呼びます。頭蓋内の脳が早期閉鎖した方向には大きくなることができない、あるいはその部分に強い圧がかかることで何らかの神経学的な異常(神経発達・運動障害等)を引き起こす可能性がありますので、「頭の形に関心を持つ」ことはとても大切なことです。小児科医にお気軽にご相談ください。まずは脳神経外科医をご紹介いたします。

参考資料

20130217-頭蓋縫合早期癒合症|慶應義塾大学病院 KOMPAS
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PDF • 206KB
20130217-慶應義塾大学医学部 形成外科 頭蓋顎顔面外来
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PDF • 375KB
20130217-頭蓋骨縫合早期癒合症 沖縄県立南部医療センター・こども医療セン
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