お母さま方より「血液型はいつ頃に調べたらいいですか?」との質問をお受けすることがよくあります。血液型を知らずに生活しても何ら支障はありません。万が一輸血が必要な事態に遭遇したとしても、自己申告の血液型のみで判断されることは絶対にありません。必ず毎回適合検査をして合格した血液を輸血しますのでご心配は無用です。海外では自分の血液型を知っている人はほとんどいないと聞いています(真偽は不明)。一般外来で検査できる血液型はABO式と呼ばれるもので、A型・0型・B型・AB型の4種類に分類され、ぞれぞれにRh(+)と(ー)があります。多数ある血液型の一部でしかありません。乳児期の血液型検査は精度に問題があり、混乱を招くことがあるとの理由で最近は新生児期に血液型を調べることが少なくなりました。ご希望の方には、「血液型を調べるなら一歳のお誕生日が過ぎてから」とお話しています。なお、血液型の検査は保険診療外ですので全額自費になります。
参考資料
たかだこどもクリニック ちょうちょ通信より
大阪府赤十字血液センター
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