検索
扁桃炎について
扁桃はアーモンドの和名です。口蓋扁桃(口を大きく開けたとき咽頭の左右に見える構造)がアーモンドに似ているためにその名前が付けられました。以前はよく扁桃腺と言われましたが、「腺=液体を分泌する」の定義には当てはまらないので、最近は扁桃に統一されています。その扁桃が赤く腫れて、...
2013年3月26日
■ 漏斗(ろーと)胸
漏斗胸とは胸郭(胸部)の中央、いわゆるみぞおちの部分が陥凹している状態のことをいいます。呼吸・循環機能に問題を生ずる例はほとんどありませんが、美容上の問題により何事にも自信を持てず消極的な性格になってしまうことがあるようです。陥凹の程度と本人、及びご家族の希望により形成手術...
2013年3月23日
■ リガフェーデ病(舌下潰瘍)
乳児期の早い段階で歯が萌出し、その位置と形状により舌の下面に潰瘍を形成することがあります。また、同じ理由で母親の乳嘴が傷つき授乳困難に陥ることもあります。表面を削って丸く滑らかにすることで潰瘍が改善する症例もあることから、全例が抜歯というわけではないようです。抜いてしまうと...
2013年3月20日
■ いわゆる「成長痛」について
夕方から夜にかけて膝や足を痛がって泣くお子さまがいます。2~7歳に多く、翌日は何事もなかったように活発に動き回ります。成長期の子どもに多いことから長い間「成長痛」と称されてきました。成長という現象に痛みが発生する要素はありませんので、今後はその呼称を見直す必要があるのかもし...
2013年3月16日
■ 難聴早期発見の大切さ
難聴は言語発達の遅れに直結します。したがって、乳幼児難聴は早期発見がとても重要なポイントになってきます。新生児聴力スクリーニングを受けずに成長した、あるいは受けたけれども境界/疑いで経過を見ていたお子さまの中から治療、療育の必要なケースを見逃さず拾い上げなければなりません。...
2013年3月10日
■ 口腔アレルギー症候群
食物アレルギーの1つに「口腔アレルギー症候群」という病気があります。果物や野菜を摂取して数分以内に、口腔や咽頭に限局してアレルギー症状が生じます。口の中がかゆい、喉がイガイガする、喉がつまる感じするなどの症状が出現しますが、多くは15分以内に消退します。なかには、これらの症...
2013年3月5日
■ 平成25年3月の院長出張予定
平成25年3月の出張および出動協力のお知らせ 3日(日) 8:00~13:00 熊本地域医療センター救急外来出動 14日(木) 19:00~24:00 熊本地域医療センター救急外来出動 26日(火) 13:30~16:00 3歳児健診(東区役所)
2013年2月28日
■ 頭の形に関心を持つ
乳児健診で「頭の形がいびつでは?」との質問をよく受けます。出生時に頭が産道を通過する際にかかる圧迫や牽引の関係、及び出生後にいつも同じ側を向いて寝ていることによる物理的な圧迫が原因と考えられます。一般的には、寝返りをする、這い這いをする、お坐りをする、と発達が進むにつれて少...
2013年2月17日
■ 目が内側に寄っているような気がします?
「目が内側に寄っているような気がします」と質問をお受けすることがあります。乳児健診での相談がほとんどですが、その程度により眼科医をご紹介することにしています。多くは鼻根部が幅広いために眼球結膜(通称:白目)の内側が隠れてしまうことで見かけ上寄って見える「仮性斜視(通称:寄り...
2013年2月12日
■ ヘルペス歯肉口内炎
高い熱が4~5日下がらず、検査しても原因が特定できずに悩むことがあります。そのような病気の1つに「ヘルぺス歯肉口内炎」があります。発病から少し遅れて舌や唇やその周辺に水疱が出現し、さらに歯肉が赤くブヨブヨに腫れて出血しやすい状態になってやっと「ヘルペス歯肉口内炎」と診断され...
2013年2月7日
■ 口の怪我
立ち上がるようになったお子さまが、バランスを崩してテーブルで口や顎を強打することがよくあります。自分の歯で口腔粘膜を切ってしまう、歯がめり込んでしまう、歯が欠けてしまう等の歯のトラブルに加えて、上唇を強く引っ張る力が働いたことで上唇小帯(上唇と上顎をつなぐひも状の構造)が裂...
2013年2月3日
■ 2月の出張予定
2月の出張予定をお知らせします。 平成25年2月の出張および出動協力のお知らせ 2日(土) 21:00~24:00 熊本地域医療センター救急外来出動 7日(木) 14:00~17:00 託麻南小学校 健診(金峰山研修) 17日(日) 9:00~13:00 日赤病院救急外来出動
2013年2月1日
■ 節分の豆まきは要注意
2月3日(日)は節分です。今年は久しぶりの日曜日でもあり、親子で豆まきを楽しむ姿が全国で見られることでしょう。テレビでも鬼姿の職員に豆を投げつける保育園児たちの映像が繰り返し流されます。日本古来の風習でもあり、これからも未来に向けて保存していくべき一大イベントであることは間...
2013年2月1日
■ 目に「腫物(はれもの)」ができました
瞼の一部が赤くはれて受診されるお子さまがいらっしゃいます。痛みや異物感を訴える方もいます。いわゆる「ものもらい」と考えて眼科をご紹介しますが、その中には麦粒腫と霰粒腫の2種類あるようです。地方により「おひめさん」や「めいぼ」などと呼び名が変わり、方言のように病名に故郷を感じ...
2013年1月30日
■ 小さな水疱が出来て痒い
時々「水虫でしょうか?」とのお尋ねがあります。特に指の側面に多く、小さな水疱が群生して痒みを伴います。掻くことで水疱が破れ、表皮がはがれて「皮がむけた」状態になることもあります。外見だけでは判断が難しいの皮膚科医をご紹介しますが、ほとんどは「水虫(糸状菌感染症)」ではなく「...
2013年1月24日
■ お腹に硬いものが触れます
もともと乳幼児は「お腹が大きい」と感じるものです。ほとんどは空気の呑み込みや便秘によるもので心配する必要はありません。元々ある臓器(肝臓、脾臓、腎臓など)が感染症の結果として大きく肥大していることもありますが、注意しなければならないのは「腹部腫瘍」です。小児科医は診察の流れ...
2013年1月20日
■ 目の周りに赤い斑点が出ました
転倒して、採血をして、予防接種をして、叱られて・・・など。理由は様々ですが、激しく泣いた後に目の周りや首筋にに赤い斑点(点状出血)が出現することがあります。気管支喘息や百日咳の咳発作の際にも同様の現象が見られます。泣く、あるいは咳込むことで首から上の静脈圧が高くなります。そ...
2013年1月16日
■ 鼻出血がよく出ます
鼻出血がよく出るお子さまがいます。ほとんどは鼻いじりや鼻炎によるもので心配は不要です。毎日あるいは日に何回も鼻出血が出る、止血に時間がかかり出血量が多い、受験や旅行などを控えているというような場合には耳鼻咽喉科医師により局所(鼻粘膜)処置が行われることもあります。稀には複雑...
2013年1月13日
■ 目が白く光っています
スナップ写真にお子さまの「白く光った」目が写っていたら、かかりつけの小児科医にご相談ください。白色瞳孔、あるいは暗いところで光が入るとキラッと白く光るので猫目(cat's eye)ともいいます。「網膜芽細胞腫」という眼球の中にできる悪性腫瘍発見のきっかけになることが多い症状...
2013年1月11日
■ 子どもがしきりに耳を触るとき
小さな子どもがしきりに耳を触るときには以下のようなことが考えられます。 (札幌市東区 かしわむら耳鼻咽喉科クリニック ホームページより抜粋) 1) 耳垢(みみあか)がたまっていて耳に違和感がある 2) 外耳道(耳の穴の中)に湿疹があるためにかゆみがある...
2013年1月9日
