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- 2012年6月3日
子どもの耳そうじ
「頻回の耳そうじはお勧めできません」と耳鼻科の先生がおっしゃいます。耳垢(耳あか)を奥に押し込んで逆に取りにくくしてしまう、外耳道や鼓膜を傷つけて炎症をおこす、など意外に危険な行為のようです。手前に見えている耳垢をベビーオイルで湿らせた綿棒で優しく取り除く程度が安全でしょう...
- 2012年5月22日
小児の急性虫垂炎は診断が難しい
子どもの急性虫垂炎(俗に「盲腸」)は有名な病気でよく知られているため診断は簡単と思われがちですが、実際には診断や外科医への紹介タイミングの判断が難しい病気の一つといわれています。発熱・腹痛・吐き気が症状として挙げられますが、感染性胃腸炎との区別は容易ではありません。ウィルス...
- 2012年5月14日
ワクチンのすすめ⑨
B型肝炎はすでに実施されている母子感染(垂直感染)予防事業のみでは完全制圧はできていません。言い換えれば、意外に近いところにB型肝炎ウィルスが存在している可能性があります。母親以外の家族(父親・兄弟・祖父母)だけではなく、保育園、幼稚園、学校、習い事教室など地域のあらゆる場...
- 2012年5月12日
赤ちゃんのうつぶせ寝
赤ちゃんが生後6ヶ月を越えて寝返りが自由に出来るようになるまでは、基本的に(医学的にうつぶせ寝が必要である場合を除いて)睡眠中は「うつ伏せ禁止」をお願いしています。新生児から早期乳児期のうつぶせ寝は突然死(主に乳幼児突然死症候群、以下SIDSと略す)のリスクを高める要因の一...
- 2012年5月6日
禁煙を考える
タバコの害は喫煙する本人だけではなく、周りの家族にも害を及ぼしていることを自覚しなければなりません。お子様の気道が傷つき感染しやすくなったり、咳が長引いたり、元々アレルギー体質がある場合には気管支喘息の発症率が高くなります。ご両親には、お子様のためにご自身の健康を維持してい...