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■ 効果は見えにくく、副反応は見えやすい(ワクチン)
齋藤 昭彦先生(新潟大学医学部小児科教授)の講演の中で、「ワクチンの効果は見えにくく、副反応は見えやすい」という言葉がありました。ワクチン接種者が多くなるとその目的とした感染症が軽症化したり、あるいは激減することにより、当該感染症そのものを日常意識しなくなります。その結果、...
2012年11月13日
■ 赤ちゃんと歩行器
歩行器は転落事故の報告も多く、長く坐っていることで腰や足の関節に負荷がかかり将来の歩行に支障が生じる可能性があります。カナダでは使用禁止になっている歩行器もあるようです。便利さにのみ目を奪われず、その欠点と危険性を十分に理解したうえで、できるだけ短時間の使用にしてください。...
2012年11月10日
■ 定期接種と任意接種
予防接種には定期接種と任意接種の二種類があります。定期接種とは国が管轄する予防接種で、BCG、三種混合、四種混合、不活化ポリオ、麻疹風疹混合(MR)、日本脳炎、二種混合がそれに当たります。それ以外のヒブ、肺炎球菌、おたふくかぜ、水痘、子宮頚癌ワクチン、B型肝炎、ロタウィルス...
2012年11月8日
■ 予防接種後は揉むか?揉まないか?
予防接種後に「腕を揉まなくてもいいのでしょうか?」とよく聞かれます。最近は、「強く揉む必要はありません。優しくさすってあげる程度にしてください」とお答えしています。揉む、揉まないで接種後の痛みや腫れ方に差はないようです。参考になる資料をご紹介します。...
2012年11月6日
■ 食物アレルギーの検査
保育園から「食べ物にアレルギーがあるようなので検査をしてください」と言われて来院する方がいらっしゃいます。最近、血液検査の結果だけを見て卵や乳製品を除去する「除去食療法」の行き過ぎが指摘されています。検査をすると確かに数値として卵や牛乳に反応が出るケースも多々あります。しか...
2012年11月4日
■ 今月の当番、及び、四種混合ワクチンの開始お知らせ
今月の当番医として2回出張します。2回ともに地域医療センター救急外来です。 11月8日(木) 19:00~24:00 11月24日(土) 21:00~24:00 <お知らせ> 11月1日より三種混合+不活化ポリオ混合ワクチン(四種混合)定期接種が始まりました。ワクチンの供...
2012年11月1日


■ YouTube もうすぐデビュー☆ワクチンのキホン(川村 和久先生)
先日10月20日(土)TKPガーデンシティ仙台で開催された、「プレパパ・ママのための赤ちゃんすこやかセミナー」における講演会の模様がYouTubeで配信されています。残念ながら音声がありませんが、図表を使いながらわかりやすくワクチンの大切さを説いた内容になっています。視聴を...
2012年10月30日
■ ワクチン市民公開講座(2011.11.12新潟)
少し前の講演会ですが、わかりやすくまとまっていますのでご紹介いたします。予防接種の必要性をよく理解していただけると思います。 Ustream画像 演者 齋藤 明彦 先生(新潟大学医歯学総合病院小児科教授) http://www.ustream.tv/embed/record...
2012年10月29日
■ 市販の「おしりふき」とおしりかぶれ
尿や便でお尻が汚れたときには、できるだけ早く洗って乾燥させることが大切です。紙おむつは布おむつに比べて吸水性に優れていますが、それでも長時間当てたままでいるとお尻はかぶれてしまいます。紙おむつを(布おむつのように)少しでも汚れたらこまめに交換するのが理想的です。市販されてい...
2012年10月27日
■ 乳児とハチミツ
1歳未満の乳児にハチミツを与えるのは危険です。神経毒を産生するボツリヌス菌の芽胞が混入していることがあるためです。ボツリヌス菌芽胞を生後1 歳未満の乳児が経口的に摂取した結果、腸管内で菌が発芽・増殖して産生した毒素により「乳児ボツリヌス症」を発症する可能性があります。重症例...
2012年10月25日
■ 乳児とハチミツ②
ハチミツの続きです。「1歳未満の乳児がハチミツを食べてはいけない理由」を上手に解説した一文をご紹介します。 岡山県倉敷市 妹尾小児科ホームページより http://senoopc.jp/disease/botulinus.html
2012年10月25日
■ 禁煙のすすめ
タバコは喫っている本人はもちろんですが、子どもを含む家族全員に様々な健康被害を及ぼします。お子さまがタバコの煙を常態的に吸い込む環境で生活することにより、最も影響の出やすい呼吸器の場合、感染しやすく、各種刺激に対して過剰に反応する上気道(咽喉頭・気管)及び下気道(気管支・肺...
2012年10月20日
■ おたふくかぜワクチンはなぜ必要か?
「おたふくかぜ」という病気に有効な薬物治療はありません。おたふくかぜワクチンが唯一の対抗手段です。おたふくかぜ症状そのものは軽症でも、また感染しても発病しない不顕性例でも、強い難聴を残してしまうこともあります。多くは片側難聴ですが、稀に両側難聴もあり、不可逆性(回復が期待で...
2012年10月15日
■ 同時接種について
多くの小児科医は「生後2ヶ月スタートの予防接種デビュー」をお勧めしています。デビュー時のワクチンはヒブ+肺炎球菌+ロタ+B型肝炎がベストですが、ロタとB型肝炎は今のところ熊本市では助成がなく有料接種となっています。よくある質問は「ワクチンを何種類も同時に接種して副反応が強く...
2012年10月11日
■ 神の業、人の業
病気になる、その病気が重症化する、滅多にない合併症を引き起こす・・・などは偶然の要素(いわゆる不運)がほとんどです。昔は皆平等に、同じリスクの中で神仏に無事を祈りながら生き抜いてきたのですが、現代は一部の病気(ワクチンで防げる病気=VPD)に関しては人の意志で、発病を免れた...
2012年10月4日
■ 子どものレントゲン検査
小児科では肺炎を疑うときに胸部レントゲン検査を検討します。あるいは、頭を打撲したときには救急外来で頭部レントゲン検査、さらに頭部CT検査。耳鼻咽喉科では顔面(副鼻腔)レントゲン検査などが実施されます。撮影前には必ず検査の必要性とリスクに関する説明を行いますが、レントゲン検査...
2012年9月30日
■ 10月当番医のお知らせ
10月は3回出張当番医の予定があります。頑張ります。 6日(土) 21:00~24:00 熊本地域医療センター 14日(日) 9:00~13:00 熊本赤十字病院救急外来 18日(木) 19:00~24:00 熊本地域医療センター
2012年9月29日
■ お薬嫌い
薬の飲ませ方で苦労したお母さまも多いと思います。上手に飲める子もいますが、一方どんなに工夫してもすべて吐き出してしまうお子さまもいます。自然治癒が期待できる病気の場合は、水分と食事を優先し薬なしで様子を見ますが、細菌感染症のように薬(抗生物質)を何とか努力して飲まないと、状...
2012年9月25日
■ 牛乳の飲みすぎ
下痢の食事療法指導の中で「しばらく牛乳を控えてください」とお話しすると、「この子は牛乳が大好きで水のようにたくさん飲みます」というお母さまがいらっしゃいます。牛乳は食品の優等生とのイメージが定着していますが、小さなお子さまが大量の牛乳を摂取することには少々問題があります(牛...
2012年9月22日
■ 日本小児科学会推奨「予防接種スケジュール」最新版
日本小児科学会推奨「予防接種スケジュール」最新版が発表されました。不活化ポリオワクチンが組み込まれています。本年11月には四種混合ワクチン(三種混合+不活化ポリオ)が始まりますが、すでに生後3か月に到達したお子さまは四種混合ワクチンを待たずに現行の三種混合と不活化ポリオの同...
2012年9月18日
