学校健診の時期になると(5月~6月)、毎年「側弯症疑い」の指示書をもって小児科を受診するお子さまが何人かいらっしゃいます。直立で脊柱が曲がり、前かがみになった時に片方の肩が盛り上がっている場合に側弯症を疑います。多くは機能性側弯症で、姿勢を正す、あるいは腰痛を軽減することにより改善が期待できる症例です。骨格構造的に問題のある特発性側弯症では、整形外科医により確定診断とともに重症度判定が実施され、経過観察、装具治療、手術療法のいずれかが選択されます。放置すると腰痛や背部痛の原因となり、容姿的問題から積極性を欠き、精神的健康に影響することも多いようです。お気軽にご相談ください。
参考資料
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