各方面でよく「危機管理」という言葉を耳にします。様々な事態に対応できるように準備を万全にしておかなければなりません。各種災害、身近な犯罪、火事、交通事故、食品衛生などへの対策はマスコミでも日常的に取り上げられ、ネット情報や書籍情報も豊富にありますので、お母様方もよくご存じのことだと思います。それとは別に、日常診療の中で小児科医は小さな?危機管理をご両親にお願いしています。お子様が病気になった時を考えてください。誰が小児科受診に付き添うのか?保育園や幼稚園を休むように指示された時は誰が看護するのか?仕事はどうするか?ご実家に預ける、ご実家から誰かに来てもらう、もし入院になったら・・・など。急には案が浮かびません。日頃からご家族でよく話し合い、「いろいろな危機を想定した」シュミレーションを重ねておくことが必要です。ご家族総出で知恵を出し合い、お子様が安心して養生できる体制を先もって構築しておくことが大切であると考えます。
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