平成15年~16年までは、国の管理のもとで全国一斉に小児がんの一つ「神経芽細胞腫」を早期発見するための尿検査(生後6ヶ月頃)が実施されていました。神経芽細胞腫は小児の固形腫瘍としては脳腫瘍群についで多く死亡率も高いためスクリーニング検査による早期発見に期待が集まりました。しかし、その後の海外医療機関における研究による「スクリーニング検査をしても神経芽細胞腫患児の死亡率が減少しない」との報告を受けて、厚労省が公費助成による一斉検査を休止することを決定しました。以降は、札幌市で公費検査、他は静岡県、新潟県、熊本県、大阪府等で有料検査を実施しています。検査時期は以前よりも遅く、1歳~1歳6ヶ月ころに設定されています。テレビや新聞、雑誌を見て心配になった方、あるいは身近に神経芽細胞腫のお子さまがいらっしゃる方が検査を受けれます。今後、少ないながらも実績を積み重ねて行く過程で、将来再評価される可能性もあります。熊本県では化血研(化学及び血清療法研究所)が担当しています。ご希望の方は化血研にお問合せください。
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