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ワクチンのすすめ⑧

生後4ヶ月から6ヶ月にかけて、すべての赤ちゃんが、妊娠中にお母様から分けてもらった免疫力が徐々に低下してきます。まだ自力では十分に免疫力を高めることができず、その頃からウィルス感染や細菌感染の頻度が多くなります。そのことを配慮して、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン(2つ合わせて「髄膜炎セット」呼んでいます)は生後2ヶ月を過ぎて、まだお母様の免疫に守られているうちにできるだけ早く開始する必要があります。「もう少し成長してからの接種が安心です」、あるいは「成長してから接種した方が回数が少ないので負担が軽いのでは」との質問をよくお受けします。一見正しいように聞こえますが、先の理由から実はヒブ/肺炎球菌に感染する機会が知らず知らずのうちに何度かあり、たまたま重症化しなかったと考えられます。もちろん、多少遅くなっても接種自体には大きな意味がありますので、7ヶ月過ぎていても、あるいは1歳を過ぎていても積極的にワクチンをお受けいただくことを強くお勧めします。まさに「転ばぬ先の杖」ですね。今の月齢で受けることのできるワクチンをいくつか組み合わせる同時接種を利用して効率よく、適切な間隔を開けながら、できるだけ早期に免疫バリアを獲得したほうが明らかに安全・安心です。