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扁桃炎について

扁桃はアーモンドの和名です。口蓋扁桃(口を大きく開けたとき咽頭の左右に見える構造)がアーモンドに似ているためにその名前が付けられました。以前はよく扁桃腺と言われましたが、「腺=液体を分泌する」の定義には当てはまらないので、最近は扁桃に統一されています。その扁桃が赤く腫れて、時に白い膿(白苔)が付着した状態を扁桃炎と呼びます。扁桃炎にも種類があり、それぞれ病状の経過、必要な検査、治療方針、合併症などが異なります。発熱、のどの痛み、頸部リンパ節の腫脹は共通して見られますが、頭痛、嘔吐、下痢、腹痛、口臭、発疹、結膜炎、眼瞼の腫れ、肝脾腫大などを注意深く観察して鑑別(原因を選び分ける)していきます。溶連菌感染症、アデノウィルス咽頭炎(咽頭扁桃炎)、伝染性単核(球)症、習慣性扁桃炎≒PFAPA症候群が主なものです。もちろんそのどれにも当てはまら無い症例もあります。発熱の有無にかかわらず、お子さまがのどの痛みを強く訴えているときは早めの小児科医受診をお勧めいたします。

参考資料

20130326-急性扁桃炎 はしもと小児科ホームページ
.PDF
Download PDF • 308KB
20130326-特殊な扁桃炎 吉田こどもクリニック:役立つ情報:知っておきたい
.
Download • 113KB
20130326-PFAPA症候群について 自己炎症疾患友の会
.PDF
Download PDF • 451KB

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